あなたも自分の好きなアーティストの曲を聴くと不思議と気持ちが落ち着いてくることありませんか?
実は「音楽」には癒しの効果があります。
そもそも「音楽」とは「音」を「楽しむ」という単語の組み合わせですが、実際の医療の現場においても「音楽」という言葉を超えたコミュニケーション・ツールを使ってココロの治療を行っています。
また最近は色々なCDショップなどでも「癒しコーナー」や「ヒーリングコーナー」などを設けていて視聴できるようにもなっていますよね。
このような「癒しブーム」はやはりお疲れな人やストレスを抱えている人が多いからと言えるでしょう。
では音楽を聴いて「癒されてるなあ」と感じているとき、人のカラダの中ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
もう少し詳しく解説しておきましょう。
音楽がカラダを癒すとき起きるカラダの変化
自分の好きな音楽を聴いている時、実はカラダの内部では次のような現象が起きています。
1.血圧が正常域に近づく。
好きな音楽を聴いていると高い血圧は「低く」、低い血圧は「高く」くなるようになります。したがって血圧のコントロールにも音楽が一役買うことにもなります。
例えば、血圧が低めで朝の目覚めが悪い人は自分の好きな音楽を聴きながら起きるともともと低めの血圧を上昇させることですっきりさわやかに目覚めやすくなるでしょう。
2.副交感神経の働きが活発になる。
好きな音楽を聴くと自律神経のスイッチの切り替えがおこって最終的には副交感神経が優位に働くようになります。
これはココロとカラダが「リラックス」状態にあることを示してくれます。
3.ストレスホルモンの分泌が低下する。
好きな音楽を聴いたあとは唾液中に含まれるストレスホルモンの値が下がります。
4.カラダが持つ「ホメオスタシス」が高まる。
「ホメオスタシス」とは恒常性の維持機能のことで、簡単に言うとココロとカラダのバランスを保つ働きのことです。
この機能を高めるということはカラダの修復機能である「自然治癒力」を高めるということです。
気持ちがブルーの時や体調が良くないときに「音楽」によって癒すことができ「自然治癒力」を高められれば自分でココロとカラダをコントロールする能力を持ったことになりますね。
ワンポイントコラム
※ココロとカラダの為の効果的な音楽の聴き方
ふつう気持ちが沈んでいるときや落ち込んでいるとき、悲しいときは「明るい」「楽しい」「盛り上がる」音楽を聴いた方が良さそうな気がしませんか?
実はこれは間違いです。
「気持ちが沈んでいる」、「悲しい」ときこそ、自分の気持ちに共感してくれる曲を聴くのです。
これを「同質の原理」といいますが、これは聴き手の気分やテンポに合った音楽を流すことで精神的に良い方向に導くという音楽療法の原理です。
一度、自分の気持ちに共感を得られる音楽を聴いたあとで徐々に「明るい」「前向きな」「盛り上がる」音楽を聴くことで気持ちの切り替えをうまくすることができ、音楽の効果を引き出すことが出来ます。
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